JB23ジムニーでオートマの注意点を徹底解説!型式別の違いも紹介

JB23ジムニーでオートマの注意点 ジムニー

ジムニーJB23のオートマ車に興味がある方の中には、「購入して後悔しないか」「古い型でも問題ないか」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

とくにJB23ジムニーでオートマの注意点で検索している方は、年式や走行距離に加えて、ミッションの寿命やjb23弱点、リコール対応状況など、見落とせないポイントが気になるところです。

このモデルは「jb23とjb23wの違い」や「型式 見分け方」に戸惑いやすく、特別仕様車であるランドベンチャーや、改良が加えられたjb23 7型など、選択肢が非常に多彩です。

また、「ジムニーの燃費はMTとATではどちらがよいですか?」という視点や、「ジムニーのオートマの寿命は?」という耐久性への疑問も無視できません。

さらに、ジムニー6型は買ってもいいかやJB23ジムニーのカスタムの注意点、知恵袋で頻出するトラブル例、ダサいから後悔といった声も含め、リアルな判断材料が求められます。

この記事では、そうした疑問に答えるべく、JB23ジムニーのオートマ車に関する具体的な注意点をわかりやすく整理し、購入前に知っておくべき情報を網羅してご紹介します。

■本記事のポイント

  1. JB23ジムニーのオートマ車に特有の故障リスクや弱点
  2. 型式や年式ごとの違いと見分け方のポイント
  3. 中古購入時に確認すべきリコールや整備履歴
  4. カスタムやモデル選びで後悔しないための注意点

JB23ジムニーでオートマの注意点を解説

JB23ジムニーでオートマの注意点を解説

ジムニーJB23は、20年にわたって愛され続けたロングセラーモデル。

その中でもオートマ車は、手軽に運転できる利便性から一定の支持を集めています。

しかし、構造の古さや年式による経年劣化を考えると、購入・維持にはいくつかの注意点があるのも事実です。

とくに、特別仕様車であるランドベンチャーや、ネット上でも話題になる代表的なトラブルは見逃せません。

ここでは、JB23ジムニーのオートマに関して、見落としがちなチェックポイントを具体的に解説していきます。

JB23弱点はオートマにも関係ある?

JB23の弱点

JB23ジムニーの弱点とされるポイントの中には、オートマ車にも影響するものがいくつかあります。

特に中古車を購入する際には、この点を理解しておくことが大切です。

JB23型は1998年から20年間という長期間にわたって生産されていたため、モデルによって細かい仕様変更や改良が多数行われています。

そのため、「JB23の弱点」と一括りにするのは難しいのですが、共通して見られる弱点のひとつが「ステアリング周辺のガタつき」や「デスジャダー(シミー現象)」といった足回りの問題です。

これは、オートマかマニュアルかに関わらず発生する可能性がありますが、低速での使用が多いオートマ車では発見が遅れやすい傾向にあります。

また、オートマ特有の注意点としては、ミッション自体の経年劣化による不具合が挙げられます。

特に、4速ATの変速ショックやシフトの引っかかり、滑りなどは、長年使用されたJB23のオートマ車で見られることがあり、これも「弱点」として認識されています。

JB23のATはCVTではなく、トルコン式のオーソドックスな4速ATを採用しており、現代の多段ATやCVTと比べて効率がやや劣る構造です。

このように、JB23ジムニーの「弱点」はシャシーや足回りの設計由来のものが多いですが、オートマ車にも影響を及ぼす部分がいくつか存在しています。

購入時には、ステアリングやサスペンションの状態に加え、ATの変速フィールや滑りの有無も必ずチェックすべきポイントです。

オートマが故に気づきにくい不具合もあるため、試乗と整備記録の確認は怠らないようにしましょう。

燃費はMTとATではどちらがよいですか?

ジムニーの燃費はMTとATではどちらがよいですか

ジムニーの燃費を考える上で、MT(マニュアル)とAT(オートマ)のどちらが有利かは、多くの人が気にするポイントです。

結論としては、一般的にMTの方が燃費は良くなる傾向があります。

ジムニーの現行モデル(JB64)を例に挙げると、5速MTのカタログ燃費は16.6km/L、4速ATは14.3km/Lとされています。

数値だけを見ると2km/L以上の差があるため、走行距離が多いユーザーにとっては、年間のガソリン代に明確な違いが出てきます。

しかも、カタログ燃費は理想的な条件下での測定値ですから、実際の走行環境によってはその差がさらに大きくなることもあります。

その理由の一つが、トランスミッションの構造です。

MT車では、ドライバーがエンジンの回転数とギアの選択を自分で管理できるため、エンジンの効率が良い領域を維持しやすくなります。

対して、JB23やJB64のATは4速と比較的ギア数が少ないため、エンジン回転が高くなりやすく、結果として燃料を多く消費してしまうのです。

また、走行シーンによっても差が出ます。

たとえば、市街地のように信号や渋滞が多いエリアでは、ATの方が楽に運転できますが、頻繁な加減速が多くなることで燃費は悪化しがちです。

これに対して、MT車はエンジンブレーキや早めのシフトアップで燃費をコントロールしやすい利点があります。

ただし、運転に不慣れな人がMT車を扱うと、エンジン回転数が高くなりがちで、むしろ燃費が悪くなることもあるため一概には言えません。

加えて、AT車は燃費性能よりも快適性や操作の簡単さを重視して設計されているため、日常使いではAT車を選ぶメリットも十分にあります。

このように、燃費だけを重視するのであればMTが有利ですが、自身の運転スタイルや利用シーンによって最適な選択は変わってきます。

目的に応じた選択をすることで、ジムニーの魅力を最大限に引き出すことができるでしょう。

オートマの寿命は?

ジムニーのオートマの寿命は

ジムニーのオートマ(AT)の寿命は、おおよそ15万から20万kmとされています。

ただし、この数字はあくまで目安であり、実際の寿命は使用環境や整備状況、運転の仕方によって大きく左右されます。

まず知っておきたいのは、ジムニーに搭載されているオートマチックトランスミッションが、現在主流のCVTではなく「4速トルコン式AT」であるという点です。

このタイプは構造が比較的シンプルで耐久性が高い一方、燃費面では不利な傾向があります。

ただしそのぶん、定期的なメンテナンスさえしっかりしていれば、長く使い続けることが可能です。

寿命を左右する要素のひとつが、ATF(オートマチックトランスミッションフルード)の管理です。

ジムニーに限らず、AT車はこのオイルの劣化がミッションの不調に直結します。

メーカー指定の交換時期を守ることに加え、シフトショックが大きくなってきた場合や、変速タイミングに違和感を感じたときは、早めの点検と交換が必要です。

さらに、オフロード走行を多用している場合や、坂道・悪路で頻繁にギアが切り替わるような運転が多いと、通常より早く摩耗が進む可能性があります。

つまり、使い方によっては10万km前後で不具合が出始めることもあるということです。

中古車市場でジムニーのオートマ車を探す際には、走行距離だけでなく、ATの整備履歴や前オーナーの使用状況まで確認することが大切です。

整備記録にATFの交換履歴がある車両は、それだけで信頼度が高まります。

こうした点を考慮すれば、ジムニーのオートマの寿命は十分に長く、正しい知識とケアを持って接すれば安心して長期間付き合っていける車と言えるでしょう。

6型は買ってもいいか

ジムニー6型は買ってもいいか

ジムニーJB23の「6型」は、条件次第では十分「買い」だといえますが、いくつかの注意点もあります。

購入を検討している方は、メリットとデメリットの両面からしっかり把握しておきましょう。

まず、6型は2005年11月から登場したモデルで、先代の5型からの主な変更点として「ヘッドライトレベライザーの標準装備」や「ドアミラー形状の改良」などが挙げられます。

これにより夜間走行時の安全性や後方確認のしやすさが向上しており、実用面ではプラス要素となります。

また、基本構造は堅牢なラダーフレームとリジットアクスル式サスペンションを維持しており、オフロード性能の高さも十分です。

一方で、6型はJB23全体の中でも比較的初期の中期モデルにあたるため、年式が古くなってきている点は無視できません。

具体的には、発売から15年以上が経過しているため、ゴム部品やパッキン類の劣化、サビの進行、オイル漏れといった経年劣化に伴う不具合が起きやすくなっています。

特にエンジン周辺や駆動系の消耗部品のチェックは必須です。

このとき、購入検討中の車両がしっかりとメンテナンスされていたかどうかが重要になります。

点検記録簿が残っており、整備や消耗品の交換履歴が確認できる車両であれば、安心して選んでも問題ないでしょう。

また、6型は中古市場でも比較的手頃な価格で流通しているため、コストパフォーマンスの面でも魅力があります。

さらに、部品供給が豊富で社外パーツも多いため、故障した場合も比較的修理しやすく、自分でカスタムや整備を楽しみたい人にとっては、むしろ理想的な選択肢となることもあります。

このように、ジムニー6型は「価格」「性能」「メンテナンス性」のバランスが取れたモデルです。

ただし、年式相応の劣化リスクがあるため、購入前のチェックと事前の整備費用を想定しておくことが必要です。

適切な整備履歴が確認できる車両であれば、6型は十分「買ってもいい」と言えるでしょう。

ランドベンチャーのオートマ選びの注意点

ジムニーjb23ランドベンチャー

ジムニーJB23の中でも特別仕様車として人気のある「ランドベンチャー」ですが、オートマ車を選ぶ際にはいくつか押さえておきたい注意点があります。

単に装備や外観の違いだけでなく、年式や状態によってパフォーマンスやトラブルの傾向が異なるため、慎重な見極めが必要です。

ランドベンチャーは、内装の上質さや快適装備の充実が特徴のモデルです。

レザー調シートやシルバーステッチのインテリアなど、標準グレードに比べて高級感がある一方で、装備が増えている分、車両重量が若干重くなる傾向があります。

これは走行性能や燃費に影響を与える要因の一つとなります。

とくに4速ATとの組み合わせでは、加速時にパワー不足を感じる場面があるかもしれません。

また、ランドベンチャーのような特別仕様車は、年式によって装備内容が微妙に異なります。

例えば、2014年以降のモデルではLEDリング付きフォグランプや3眼メーターなどが採用されていますが、初期のモデルには搭載されていません。

AT車を選ぶなら、これらの装備差に加えて、ATミッション自体の状態も重視すべきポイントです。

特に中古市場では、ランドベンチャーのオートマ車は「見た目の豪華さ」だけで選ばれやすい傾向があります。

そのため、内部の整備履歴やATF交換歴が不明な車両も少なくありません。

購入時には、走行距離だけで判断せず、試乗を通じて変速ショックや異音がないかを確かめることが重要です。

さらに、オートマ車はMT車に比べて中古価格がやや割安なこともありますが、それは人気が集中しづらいという面も反映されています。

この点は購入後のリセールバリューにも影響する可能性があるため、あらかじめ把握しておくと良いでしょう。

ランドベンチャーは見た目や快適装備の面で非常に魅力的なモデルですが、オートマ車の選定においては「外見だけで選ばず、機関系の状態を必ずチェックする」という基本を忘れないようにしましょう。

知恵袋でも話題のトラブルに注意

ジムニーでオートマの知恵袋

ジムニーJB23の購入や維持に関して、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトでもたびたび話題になるのが、いくつかの代表的な「持病」やトラブルの存在です。

これらのトラブルは、ネット上でも多くのユーザーが体験談やアドバイスを共有しており、購入前に知っておくだけでも安心感が違ってきます。

最もよく話題に上るのが「デスジャダー」と呼ばれるハンドルの激しいブレです。

これは主にステアリングダンパーの劣化や、キングピンベアリングなど足回り部品の摩耗によって発生する現象で、特に高速道路を一定の速度で走行しているときに起きやすい傾向があります。

知恵袋でも「突然ハンドルが震えて怖かった」といった書き込みが多く見られ、初心者にとっては非常に驚く症状です。

また、オートマ車に特有のトラブルとして、ATの変速ショックやシフトの遅延も話題になります。

これらはATFの劣化が主な原因ですが、長期間交換されていなかった場合や、前オーナーの扱いが荒かった車両では早期に不具合が出ることもあります。

知恵袋では「中古で買ってすぐATが壊れた」という投稿も少なくなく、事前のチェックの重要性を物語っています。

さらに、電子制御系のトラブルも時折見られます。

とくにABSセンサーやエンジンチェックランプの点灯は、簡単な整備で済むこともありますが、放置すると大きな修理費用に繋がることもあります。

実際、「警告灯が点いたけど原因がわからない」という質問も多く、点検整備の履歴が残っている車両を選ぶことの重要性がうかがえます。

これらの事例は、ジムニーJB23が「しっかり整備して乗ることで真価を発揮する車」であることを示しています。

知恵袋のような情報源をうまく活用することで、実際にどのような点に注意すべきか、どんなトラブルが起こりやすいかを把握しやすくなります。

いずれにしても、トラブルの傾向を事前に理解し、購入時のチェックポイントを明確にしておくことで、失敗を避けることができるでしょう。

知恵袋に限らず、複数の情報を参照して判断することが、安心してジムニーに乗るための第一歩です。

JB23ジムニーでオートマの注意点と購入時の確認ポイント

JB23ジムニーでオートマの注意点と購入時の確認ポイント

JB23ジムニーのオートマ車を中古で購入する際には、見た目や価格だけで判断するのは危険です。

年式の違いによる装備の変化や、前オーナーの使い方によって状態が大きく異なるため、細かなチェックが欠かせません。

また、ジムニーならではの人気カスタムや、中古市場でありがちな“落とし穴”も知っておくことで、後悔のない選択につながります。

ここからは、購入前に知っておくべき具体的な注意点を詳しく解説していきます。

リコール情報は必ずチェック

JB23オートマにリコールあるか

ジムニーJB23のオートマ車を検討する際には、必ずリコール情報を確認しておくべきです。

中古車市場に多く出回っているモデルである以上、過去に発表された不具合や改修内容を知らずに購入してしまうと、後々のトラブルや追加整備で予想外の出費につながる可能性があります。

JB23型ジムニーは1998年から2018年まで長期にわたって生産され、その間に複数のリコール対象となる不具合が報告されてきました。

たとえば、エアバッグのインフレータ(膨張装置)に関するリコールや、ブレーキ関連のパーツに関する改善対策など、安全に直結する項目が含まれていることもあります。

もちろん、こうしたリコールに関しては、正規ディーラーで対応済みであれば費用はかかりません。

しかし中古車市場では、リコール対策が完了していない車両も一定数存在します。

これは「車検を通っているから大丈夫」と安心しているオーナーや販売店によって、未処理のまま流通してしまっていることもあるためです。

そのため、購入を決める前に、必ず車体番号をもとにスズキ公式サイトや国土交通省のリコール検索ページを使って、対象になっているリコールと対応履歴を確認するようにしましょう。

さらに、オートマ車に特有のリコールが発生した事例もあります。

具体的には、ATミッションのオイル漏れや誤作動に関わる部品に関する不具合などが対象となったことがあり、放置すると変速不良や走行中の異常に発展するリスクも考えられます。

リコール情報は車の健康診断のようなものです。

過去のトラブルとその対応状況を知っておくことで、購入後のリスクを大幅に減らすことができます。

特に年式が古いJB23では、この確認作業が信頼できる車選びの第一歩となるでしょう。

JB23とJB23wの違いを理解しよう

jb23とjb23wの違い

中古車情報や整備記録を見ていると、「JB23」と「JB23W」という表記が混在していることに気づくかもしれません。

一見すると別の車種のように感じるかもしれませんが、実際はこの2つは同じモデルを指しています。

ここでは、紛らわしいこの違いについて整理しておきましょう。

まず「JB23」というのは、ジムニーの3代目(1998年から2018年)のモデルを示す型式名です。

一方で「JB23W」とは、その正式な車台番号の表記のことで、最後の「W」は「ワゴンボディタイプ」を意味しています。

つまり、「JB23W」という型式は、登録上は軽ワゴンに分類されているジムニーを指しており、「JB23」と省略して呼ばれるのが一般的なのです。

多くの中古車情報サイトやパーツショップでは「JB23」と記載されていることが多いため、知らないと「W付きは別仕様なのか?」と誤解してしまう人も少なくありません。

しかし、基本構造や装備、パーツの互換性に違いはなく、購入や整備において特別な判断をする必要はありません。

ただし、例外的に海外仕様や登録の都合で別の型式が用いられている車両もあるため、車検証での確認は大切です。

特に個人売買や並行輸入車などの場合は、型式が異なることで保険適用や部品注文時に混乱するケースもあるため注意が必要です。

このように、JB23とJB23Wの違いは表記上のものであり、実質的には同じ車種を示しています。

中古車購入やパーツ選びの際には「Wがある・ない」で混乱しないよう、正しく理解しておくことが安心の第一歩となります。

初めてジムニーを扱う方でも、この点を押さえておけば、情報収集や整備時の手間を大幅に減らすことができるでしょう。

型式の見分け方と選び方の基本

ジムニーjb23で型式の見分け方

ジムニーJB23の「型式」を見分けることは、中古車選びやカスタム計画を立てるうえで非常に重要です。

なぜなら、同じJB23というモデル名でも、実際には細かく“1型から10型”までのバリエーションが存在し、それぞれに装備内容や仕様の違いがあるからです。

型式をしっかりと把握しておくことで、失敗のない選択がしやすくなります。

見分け方として最も確実なのは、車検証に記載された「車体番号」と「初度登録年月」を確認することです。

車体番号は「JB23W-100001」から始まり、型式ごとに番号が連番で割り振られています。

たとえば、「JB23W-100001から199999」が1型、「JB23W-200001から209999」が2型というように、番号の範囲によってモデルが判別できます。

これに加えて、登録年月と照らし合わせることで、より正確な型式判定が可能です。

また、外観や装備から推測する方法もあります。

たとえば、4型以降ではボンネットとグリルが分離されていたり、5型からはトランスファーの切り替えがスイッチ式になっていたりと、視覚的な違いも存在します。

こうしたポイントを押さえておくことで、現車確認時にも型式の判断がしやすくなります。

選び方の基本としては、信頼性や快適性、パーツの入手性を重視するかによって最適な型が変わってきます。

比較的新しい8から10型であれば、改良が進んでおりトラブルの少ない傾向があります。

対して、初期の1から3型は価格が安い反面、装備が簡素でメンテナンス履歴の確認が重要になります。

このように、型式の見分け方と選び方を正しく理解することで、自分の用途や予算に合った最適なジムニーJB23を見つけることができます。

見た目だけで判断せず、車両の「中身」に目を向けることが後悔しないための第一歩です。

JB23の7型に多いオートマの傾向

ジムニーjb23の7型

ジムニーJB23の「7型」は、2008年6月に登場した中期モデルであり、オートマ仕様に関しても特有の傾向がいくつか見られます。

特に、耐久性や走行フィール、機能面の変化について知っておくことで、購入時の判断材料になります。

まず特徴的なのは、7型以降でエンジンや燃料系に一部改良が加えられている点です。

スロットルやインジェクター、点火システムの見直しにより、燃焼効率が向上し、トルク特性がよりスムーズになっています。

これはAT車にも良い影響を与えており、加速時の力強さやレスポンスの改善が期待できるポイントです。

一方で、ATミッション自体の構造はそれまでのモデルと大きく変わっておらず、依然として4速トルコン式ATが採用されています。

このミッションは耐久性に定評がある反面、変速時のショックやエンジン回転数の高さによる燃費の悪化といったデメリットも持ち合わせています。

特に7型以降はボディ剛性や快適装備がやや増えていることから、車重が増した分、ATの非力さを感じるユーザーもいます。

また、7型の頃から「ATの変速ショックが気になる」「登坂時のギア選びに迷う」といった声が増えてきたのも事実です。

これは車体の進化に対して、4速ATの古さがやや目立つようになったことを意味しています。

ただし、日常的な使用や街乗りレベルであれば大きな支障はなく、むしろ操作が簡単で扱いやすいという意見も多く見られます。

さらに、7型では故障診断用のコネクターが標準化されており、トラブルの際にも点検がしやすくなっているのは大きなメリットです。

これは、ATに関する初期不具合を素早く検出できる体制が整っているという意味でもあります。

このように、JB23 7型のオートマには性能向上の一方で、旧式AT特有の課題も存在します。

購入する際には走行距離だけでなく、変速フィールや整備履歴をよく確認し、自分の使用環境に合った選択を心がけることが大切です。

JB23ジムニーのカスタムで避けるべきポイント

JB23ジムニーのカスタム

JB23ジムニーは、豊富なアフターパーツが揃っていることから、カスタムの自由度が高い車としても知られています。

見た目を変えるドレスアップから、性能を向上させる機能系パーツまで幅広く対応できる反面、やりすぎたカスタムや、知識不足の状態での改造は思わぬトラブルや不便さにつながることがあります。

ここでは、特に注意すべきカスタムの落とし穴についてご紹介します。

まず真っ先に注意したいのが、「リフトアップのやり過ぎ」です。

ジムニーはクロカン(クロスカントリー)向けの本格4WDであり、リフトアップによる地上高の確保はよく行われる改造ですが、過剰なリフトアップは視界の確保や操縦安定性、ブレーキ性能に悪影響を与える可能性があります。

車検対応外になったり、直前直左の視界要件を満たさず、カメラや補助ミラーの追加が必要になるケースも少なくありません。

次に注意が必要なのは、マフラー交換です。

重低音を求めて社外マフラーに交換するケースが多いですが、国の騒音規制を超える音量になってしまうと、公道走行ができなくなる場合があります。

特に中古で購入した車がすでにマフラー交換済みである場合は、音量だけでなく「認定ラベル」などの有無も確認しておく必要があります。

ホイールやタイヤのサイズ変更も慎重に行うべきです。

タイヤサイズを大きくし過ぎると、サスペンションやフェンダーに干渉する可能性があるほか、燃費や加速性能にも悪影響が出ることがあります。

また、速度メーターの誤差も生じやすいため、安全面でも無視できないポイントです。

内装カスタムについても、エアバッグのセンサー付近に装飾パーツを貼り付けるなど、安全装備に干渉するような加工は絶対に避けなければなりません。

見た目の良さだけで選んでしまうと、万が一の際に本来の機能を発揮できないおそれがあります。

カスタムは、ジムニーを「自分だけの1台」に仕上げられる大きな楽しみでもあります。

しかし、見た目や性能の向上だけを求めるのではなく、法規制や安全性、車検の可否なども含めて総合的に判断することが、後悔しないカスタムへの第一歩です。

ダサい?後悔をしないためのオートマ選び

ジムニーでオートマはダサい?後悔する?

ジムニーのオートマ車を選ぶとき、「ダサいと思われたくない」「後悔したくない」という気持ちは、多くの人が共感する部分かもしれません。

特にJB23型のジムニーはMT車志向が強い車種であり、「ジムニー=MTで乗るべき」といったイメージが根強く残っているため、AT車を選ぶことに対して引け目を感じてしまう人もいます。

しかし、現実的にはオートマ車にも数多くのメリットがあります。

操作がシンプルであるため、渋滞や坂道発進でも疲れにくく、運転初心者やAT限定免許の方でも安心して扱えるのは大きな利点です。

また、近年のモデルではスズキセーフティサポートなど安全機能も搭載されており、ファミリーカーとしての役割も十分果たせます。

「ダサい」と感じてしまう原因のひとつは、「人の目」を気にしすぎていることです。

たしかに、オフロード愛好者やDIY整備に熱中するジムニーファンの中には、MT車へのこだわりを強く持つ人も多く存在します。

ただしそれはあくまで一部の層における価値観であり、自分の使い方に合った選択が何よりも大切です。

AT車でも林道や雪道の走行は問題なくこなせますし、2WDと4WDを状況に応じて切り替えられる機能も変わりません。

後悔を防ぐためには、「見た目だけで判断しない」「用途と生活スタイルに合っているかを重視する」ことが重要です。

中古市場では、AT車の方が相場が安い傾向にあるため、同じ予算でより装備の整った車両が選べるという実用的なメリットもあります。

さらに、最近ではオートマのジムニーを自分好みにカスタムして楽しむオーナーも増えており、必ずしも「AT=ダサい」というイメージではなくなりつつあります。

見た目のカスタム次第で、AT車でも十分にカッコよく仕上げることが可能です。

オートマだからといって妥協する必要はありません。

自分に合った一台を選び、自信を持って乗ることこそが、満足感と愛着につながります。

周囲の評価ではなく、自分が納得できるかどうか。

それが、ジムニー選びで後悔しないための一番の判断軸になります。

【まとめ】JB23ジムニーでオートマの注意点を総括

最後に本記事で重要なポイントをまとめます。

4速ATは変速ショックや滑りが起きやすい
デスジャダーなど足回りの不具合が低速走行で気づきにくい
AT車は燃費面でMTより劣る傾向がある
ATFの劣化がトラブルの原因になるため管理が重要
寿命は15~20万kmが目安だが使用状況に左右される
6型はコスパが良いが年式的に経年劣化の確認が必須
ランドベンチャーは見た目で選ばず装備と状態を重視する
リコール対応歴は購入前に必ず確認すべき
JB23とJB23Wの違いは型式表記だけで性能に差はない
型式ごとに装備や仕様が異なるため把握が重要
7型ではATの非力さや変速ショックが指摘されることがある
カスタムは車検や安全性への配慮が必要
知恵袋で話題になる症状は購入前に確認したい項目が多い
AT車は価格が手頃だが整備状態を重視すべき
ダサいという印象よりも用途に合った選択が最優先
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